なぜ陸マイラーブログは胡散臭いのか

下記のページでは、年間216,000ものマイルを貯め続けることが不可能であることを書きました。

貯まらない、マイル 〜 大半の陸マイラーは挫折する運命にある
陸マイラーブログでこぞって喧伝されている「毎年216,000マイルを貯めてビジネスクラスに乗り放題」は、はたして本当なのでしょうか。

このページでは、陸マイラーブログでは、なぜ誰もが毎年何十万マイルも貯められるかのように喧伝されているのかということを考察します。

さて、ここでまずわたしたちが注目するべきは、各ポイントサイトにおける友達紹介プログラムです。

友達紹介プログラム=風俗業界のスカウトバック

友達紹介プログラムは風俗業界のスカウトバックと同じ仕組みです。
風俗業界では、スカウトが店に紹介した女の子が稼ぐと、その稼ぎの額の10%や20%に相当する金額が店からスカウトに永久に支払われます。
ポイントサイトでは、紹介プログラムによって入会したメンバーがポイントを稼げば、そのポイントの10%~40%相当のポイントが、ポイントサイトから紹介者に永久に支払われます。(ハピタスの場合)

つまり、高額ポイントの広告を消化してしまった後、さらにマイルを貯め続けるには、スカウトとなってポイントサイトの新会員を紹介し続ければいいという訳です。

「毎年216,000マイル」は陸マイルブロガーの煽りフレーズだ

友達紹介プログラムは、陸マイラーにとってはノーリスクの不労所得です。うまく新会員を紹介し続けられれば、ポイント獲得には非常に非常に有効な手法です。というよりもむしろ、友達紹介プログラムでの成功なしで毎年何十万ものマイルを貯め続けることは不可能です。
この手法の有効性は、陸マイラー界の著名ブロガー達の、想像を絶するポイント及びマイル保有量を見ても明らかです。
陸マイラーブログで決まって喧伝されている「毎年216,000マイル」や「ビジネスクラスに乗り放題」は、これにより自分の子会員を獲得するための煽りフレーズなのです。

そもそもANAのビジネスクラス特典航空券なんて、空席が全然なく、自分の都合に合わせた旅程を組むことはできません。空席の状況に自分のスケジュールを合わせられる人でないと、実際上使えません。
毎年優雅にビジネスクラス特典航空券で旅行に出かけるなんて、いくらマイルを持っていても不可能なのです。

それはそれとして、それでは、わたしたちも子会員獲得に向けてブログを作ってみましょう。

たったの14ステップでできる陸マイラーブログの作り方

ここをご覧の方は、すでに陸マイラーブログを一通りは読んでいると思いますが、どれをとっても似たり寄ったりの内容だと思いませんでしたか。(決してパクリだと言っているのではありません。)
これらをお手本にすれば、すぐに陸マイラーブログが一本できあがります。(決してパクれと言っているのではありません。)
こんな感じです。

  1. ものすごい量のマイルを貯められ、人生が変わったと煽る
  2. マイル獲得の手段として、ポイントサイトを紹介する
  3. それと同時に、友達紹介プログラムに誘導する
  4. マイルへの交換ルートを紹介する
  5. ANA To Me PASMO JCBカードを紹介する
  6. 日々の「お得な案件」を紹介する
  7. FXなどの案件をどうこなしたかレポートする
  8. いろんなクレジットカードを紹介する(もちろんスカウトバック狙い)
  9. マイルで海外旅行に行って、こんな暮らしができると煽り記事にする
  10. 航空会社のラウンジがどんなに素晴らしい場所かレポートして煽る
  11. SFC修行を始めて日記風にレポートする
  12. 飛行機に乗ったらレポートする(往路空港編、機内編、復路空港編、機内編で4本書けばなお吉)
  13. その他なんでもいいからとにかくブログを更新し続ける
  14. ブログ村への登録も忘れずに
マイレージ 人気ブログランキング - 小遣いブログ
マイレージブログの人気ブログランキングは数多くの人気ブログが集まるブログランキングサイトです。(参加無料) - 小遣いブログ

ちなみに陸マイラー界では、はてなブログが大流行中です。

はてなブログ
はてなブログは、無料でしっかり書けるブログサービスです。日々の生活から感じたこと、考えたことを書き残しましょう。

上記1~8の定番記事の内容は、どのブログもほとんど変わりませんから、いくつかのブログを参考にして記事を作ればいいでしょう。

どうですか。簡単そうでしょう。あまりに簡単なので陸マイラーブログが乱立し、結局「友達」を増やせているのは著名ブロガーだけで、後発のブログは、出来ては挫折して消えていきの繰り返しとなっているようです。
しかし後発のブログから次代の人気ブログが出ないとも限りません。すべて無料、ノーリスクでできるのですから、陸マイラーならすべからくチャレンジするべきです。
これなしでは毎年216,000マイルを稼ぎ続けることは不可能なのですから。

それにしても、こんな胡散臭い方法しかないのか!?

ただ、わたしは友達紹介プログラムには、あまりいい印象を持っていません。
紹介した者とされた者との間に報酬の非対称性があるからです。
紹介された者への報酬は入会時の500ポイントや1,000ポイントのみ、紹介した者には永遠に報酬が入り続けるというのはいかがなものでしょう。
風俗のスカウトは後々にも役に立たなくもないですが、ポイントサイトのスカウトには加入後の利用価値は皆無です。一方自分はヤツらの養分になり続けるのです。これに釈然とできないわたしは、心が狭いかドケチなのでしょうか。
もっと誰もが納得できる手法はないのでしょうか。

ANAのマイ友プログラムに注目

さて、そんなわたしがマイル入手の方法として注目したのは、ANAの「マイ友プログラム」です。これは、既存のANAカード会員が新規会員を紹介すれば、双方に同じだけのマイルが積算されるというものです。
「マイ友プログラム」にはポイントサイトのような報酬の非対称性がありません。紹介者も新規会員も入手できるマイルは全く同じで、1回こっきりです。
よほどうまく人寄せができないと大量のマイルが湧いて出てくるというわけにはいかないでしょうが、胡散臭さは微塵もありません。
このサイトにも、マイ友プログラム紹介番号のページを置いています。

「友達」がなかなか増えない陸マイラーの皆さん、ちょっと目先を変えてみると、いいことがあるかもしれませんよ。

Good day!
KYタケオカ

追記
最近そこそこ有力なブロガー達が、名前を公表して、この手法を取り始めています。
「ソラチカルート」の交換量制限とは無関係に直接ANAマイルが貯まっていくメリットが知れ渡ってきたのでしょう。これなら「仮想マイル」なんて妙ちきりんな概念を持ち出さなくても済みますからね。
しかし、そうなってくると集客力の差がモノを言うので、後発の人たちには、やはり苦しい戦いが続きそうですね。